常任理事国入りなんか目指すな

ミサイル防衛を前倒し　首相、常任理事国入りにも意欲

安倍晋三首相は１２日午後の参院予算委員会で、北朝鮮の核実験発表などを踏まえ「ミサイル防衛網整備を促進すべく努力したい」と述べ、平成２３年度とされているミサイル防衛（ＭＤ）システム構築を前倒しする考えを示した。

　久間章生防衛庁長官も「国民の不安を取り除く必要があるので前倒しを考えないといけない」と同調した。

ミサイル防衛網は宣伝通りの効果が有るとは思えません。
まあ、不安を取り除く必要もあると思いますが、過信してもいけませんし、あまり、本気で取り組むべきではないと思います。
無駄遣いです。

また、ミサイル発射に対する国連安全保障理事会の非難決議採択で日本が主導的役割を果たしたことに関連し、「理事国であるかないかには大きな差がある」として常任理事国入りへの意欲を表明した。中国が日本の常任理事国入りに反対していることには「協力して国連を改革していくことには日中共通の利益がある」と述べ、日中首脳会談の成果を踏まえて理解を求めていく考えを示した。

拒否権のある常任理事国には米国も含めて、いざと成ったら、何処の国も認めないんですから、常任理事国入りなんか、目指すな。
拒否権の無い常任理事国では、負担が増えるだけで、デメリットの方が多いでしょう。
無理な事を望むから、それを利用して、たかられるんじゃないでしょうか？

それに、常任理事国じゃなくても、もっと上手く立ち回る事も可能だと思います。

安倍首相はそうそうと「日本が核兵器を持つ可能性は無い」と国会で言っていましたが、どうして、「北朝鮮の核を世界が容認するような事があれば、我が国の安全の為の手段を検討する必要がある」とか「そういう質問が出る事がない様にも、北朝鮮の核の問題が早期に解決される事を望む」ぐらい言えないんでしょうか？

米国、中国、その他の国も、日本に核兵器を持たせたくないんですから、核兵器を持ってる国を日本の為に働かせる事も可能だと思うんですが・・・

そういった駆け引きを出来ない国が、常任理事国に成っても大怪我をするだけだと思います。また、そういった駆け引きが出来れば、常任理事国であろうと、なかろうと、日本は大国なんですから、もっと上手くやれると思います。

外交下手を常任理事国じゃないからだとするのは言い訳だと思います。