関テレ捏造 スポンサー離れ懸念
花王撤退、番組制作見直しも
フジテレビ系の情報番組「発掘!あるある大事典2」で、納豆のダイエット効果を示す実験データなどが捏造(ねつぞう)されていたことを受け、番組を制作した関西テレビ放送(大阪市)は23日、千草宗一郎社長の報酬カットなどの処分を発表した。関西テレビは捏造の経緯など調査結果を明らかにしておらず、テレビ局としての同社の信用低下は免れない。インターネット広告の増加などで経営環境が厳しくなる中、さらなるスポンサー離れなど、経営への影響が懸念される。
今までは、スポンサーは視聴率だけを気にしていれば良かったのかもしれませんが、テレビ局が変な事をすると、スポンサーにまで悪評が広がってしまう可能性が高くなったという事ですね。
スポンサーには後援者という意味が有りますから、当然と言えば当然ですけど。
でも、それがマスコミに対する自浄作用なので必要な事だと思います。
今までそれが無かったので、マスコミには自浄作用が働かず、腐敗しきっています。
取り敢えず、スポンサーにも視聴者にも納得のいく捏造の経緯などの調査結果を明らかにするべきだと思います。
マスコミ以外やスポンサーに成っていない企業等には、そう言って吊し上げているんですから・・・
テレビ番組の制作の現場では、制作コスト削減などのため、“下請け”は日常的に行われているという。千草社長は20日の記者会見で、「コンプライアンス(法令順守)の徹底が十分でなかった」と述べたが、調査結果次第では、同社の番組制作の発注構造の見直しなど、抜本的な改革が必要となり、コスト増につながる恐れもある。
発注構造などの単純な問題ではなく、
- 視聴率が低いとスポンサーが付かない。
- スポンサーの不利益に成ることは言えない。逆にスポンサーの利益になる番組はスポンサーが付きやすい。
と、構造的な欠陥でも有ります。また、スポンサーも同じ穴の狢とも言えます。
マスコミは他にも、
- スポーツやタレントは他の番組や新聞にも影響するので、利用価値がある間は持ち上げて、悪い情報は隠したい。
- 記者クラブから閉め出されると記事を書けないし、楽して甘い汁を吸えなくなるので記者クラブ制度は止めたくない。
- 中国から閉め出されると中国に関する情報が入らなくなり、記事を書けなくなるので、中国に都合の悪い記事を書けない。
- 再販制度やNHKなど、自分達に不利益になりそうな問題には触れたくない。
- でも、表現の自由や報道の自由を標榜する、公正中立な報道機関という建前も捨てられない。
等々、大きく成りすぎ、矛盾を抱えすぎて、どうしようもないと思います。
結局、視聴者が賢くなり、マスコミを信用しないという事が大切だと思います。
最後に、マスコミで一番有害だと思うのは、社会不安を煽ると視聴率が上がるので、社会不安を煽って商売をする事です。
現在の問題の殆どはマスコミが原因とさえ思えます。