オープンソースは死にかけているのか
一見勢いを増しているように見えるオープンソース勢力だが、舞台裏ではさほど順調ではない。これは、オープンソースが死にかけているということなのか?
2007年06月26日 07時30分 更新
州政府や地方自治体は、自分たちの文書を単一のベンダー――いかに善意あるベンダーであっても――の人質にするのは、そんなに良いことではないかもしれないと分かってきた。Dellは最近Linuxブームに飛び乗り、自社のPCにUbuntuを搭載している。一部プロプライエタリなOOXML(Office Open XML)フォーマットを友好的な標準化団体に承認させようとするMicrosoftの目論見は、予想ほどスムーズにはいっていない。
だが舞台裏では、あまり順調ではない。左寄り(Microsoftのスティーブ・バルマーCEOが、オープンソース支持者をコミュニストと批判したのは有名な話だ)の評判通りの施策をとってきたマサチューセッツ州は、州政府機関にオープンソースプラットフォームへの乗り換えを命じ、重要な突破口を開いた。ただ、1つ問題があった。彼らが移行をやりきれるようには見えないということだ。この件を知る筋は、同州の元CIO(情報統括責任者)ピーター・クイン氏が辞任した原因の少なくとも一端は、表向きはオープンソースを支持しながら、裏ではこの移行をやめさせようとしているベンダーによる遅延工作にあると話している。
<中略>
Free Software Foundation(FSF)とLinuxは、GPLv3の一部の条項をめぐって争いを続けており、オープンソースコミュニティーは再び、実際に権力をつかむことよりも難解な理論上の争いに勝つことに関心を持つ過激な政治団体の分派のように見えてきている。
<中略>
これは、オープンソースが死にかけているということなのか? もちろん違う。だが、オープンソースコミュニティーはごう慢な優越感と、自身がメシアのように避けられないものであるという感覚を克服しなければならない。オープンソースは代替選択肢として十分になっているのだから、もしも団結して行動しなければ、いつの間にか回顧の対象に――「UNIXって覚えてる?」と言われるような――なってしまうかもしれない。
機械翻訳みたいで、今一、何が言いたいのか解らない所も有ったんですが、オープンソースは大変なんでしょうか?
以前、Microsoft が独占禁止法に触れるとかで、分割されそうに成っていましたが、オープンソースで独占状態に成った場合も独占禁止法は適用されるんでしょうか?
そっちの方が嫌な感じもします。
まあ、オープンソースであれ、Microsoft であれ、独占状態は拙いと思いますので、競争している状態が良いと思います。
只、私自身は鬱陶しいので、オープンソースコミュニティーには入りたく有りません。