Monday, December 25, 2006

政策が世の中を変える時代は終わった

「政策が世の中を変える時代は終わった」慶大岸助教授が講演

法制度の未整備で民間企業がネットを活用できないとの指摘には「民間が規制の網の目をくぐってビジネスを実現し、評価されれば制度は後から変わるという形にするしかない」とし、「政策が世の中を変える時代は終わった」と明言した。

政府はインフラの整備だけを整えて、後は民間企業の邪魔をしないだけで良いと思います。特に変化の激しいIT分野は官主導では遅すぎます。
只、問題は日本は三権分立が確立していなくて、司法制度が未発達だという事だと思います。

規制の網の目をくぐってビジネスを実現すると、必ず既得権益層と衝突します。
その時に、既得権益層は行政に働きかけます。
日本では行政が強くて、司法は純粋に法律のみを見て判決を下しません。

Winny の裁判の様に、行政が自分達が法律だと思っていて、裁判官が法律に基づいての証拠ではなく、心証で判決を下す様な社会では、誰も思いきった事は出来ないと思います。

iPod も YouTube も日本でなら、逮捕されるか、誰も使わない様な代物にされていると思います。

国としての基本的な所がいい加減なのに、掛け声だけを掛けても誰も出来ないと思います。

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