Saturday, December 30, 2006

フセイン元大統領の絞首刑執行

フセイン元大統領の絞首刑執行
2006.12.30 - CNN/REUTERS

バグダッド──イラク政府のルバイエ国家安全保障問題顧問は30日、死刑判決が確定していたサダム・フセイン元大統領(69)の絞首刑が同日、執行されたと述べた。国営テレビで明らかにした。執行は、同日午前6時(日本時間同日正午)ごろだった。同顧問は執行に立ち会ったという。

これより先、イラクの米国系テレビ局アル・フーラやアラビア語の衛星放送アル・アラビヤが執行を伝えていた。執行場所などの詳細は不明だが、首都バグダッド中心部にあり、警備が厳重な通称「グリーン・ゾーン」から離れた場所で実施されたという。同顧問はアル・アラビヤに対し、情報機関の施設内で実行された、と語った。顧問は、「フセイン(元大統領)の時代は永遠に終わった」とも強調した。

今年はもうブログは止めておこうと思っていたんですが、年の瀬にフセインの処刑が執行されました。


左側の写真は02年10月、就任宣誓式で刀を誇示するフセイン大統領で、右側の写真は処刑直前のフセイン元大統領です。

イラクでは現在、イスラム教シーア、スンニ両派間の宗教抗争が泥沼化している。少数派のスンニ派を重用してきた元大統領の死刑執行が、同派をさらに刺激、抗争がさらに悪化する恐れもある。

これは確実だろうと思います。
一部には米国に対するテロが激化するという意見も有る様ですが、スンニ派が行っているテロは勢力争いなので、フセインの処刑で米国に対するテロが多くなる様な事は無いと思います。

また、死刑執行については人権団体や一部の欧州諸国が反対しており、国際社会で波紋を呼ぶのも確実となっている。

私は特別にフセインが善人とも悪人とも思っていませんが、戦争をして負けた国のトップなので死刑に就いては仕方がないと思います。

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