６者協議の合意

政府、対北支援分担応ぜず＝首相「各国の理解」強調－圧力路線問われる事態も
2月13日19時0分配信 時事通信

　6カ国協議が北朝鮮へのエネルギー支援などで合意に達したことについて、政府は拉致問題の進展が資金負担の条件との方針を変更せず、引き続き厳しい姿勢で北朝鮮に解決を迫る考えだ。ただ、核問題に焦点を合わせる各国と日本の間には温度差もある。日朝国交正常化に関する作業部会がこう着状態に陥れば、他の 4カ国からの資金分担要求が高まることも予想され、安倍政権の「圧力路線」そのものが問われる事態も予想される。

合意内容がよく分からなかったし、今もあまりハッキリとは報道されていない様ですが、米国では Tentative Deal と報道されていた様に、結局の所、先送りにしただけみたいですね。

下手な妥協をした場合に安倍政権が弱腰だと批判されるのなら解りますが、何故、安倍政権の「圧力路線」そのものが問われる事態が予想されるんでしょうか？
日本は拉致問題が進展するまで、制裁のレベルを上げて行くべきです。
取り敢えず、朝鮮総連からの政治家への献金や、北朝鮮に渡る違法行為による資金を厳しく摘発して下さい。

それに、韓国以外は何処の国も資金分担をしたくないと言っているのに、何故、他の 4カ国からの資金分担要求が高まる事が予想されるんでしょうか？

６カ国協議：合意…ロシアの関心は支援の割り振り

　【モスクワ町田幸彦】ロシアは、６カ国協議で存在感が薄いとの印象をぬぐうため、首席代表のロシュコフ外務次官が報道機関へ積極的にコメントすることに努めた。発言には、北朝鮮支援への警戒心がにじんでいた。今回の合意で、ロシアは具体的に経済的な支出を強いられるためだ。
－　中略　－
　ロシアは、９４年の米朝合意により設立された朝鮮半島エネルギー開発機構（ＫＥＤＯ）には一切出資しなかったが、今回の非核化合意に絡む支援には関与が不可避となった。しかし、その場合でも出来るだけ出費を抑えたいのが本音だ。

北朝鮮は核を廃棄するつもりは有りませんので、結局の所、何処の国もまともに払わないと思います。
韓国は払いたいのかもしれませんが・・・

６カ国協議：合意…北朝鮮の朝鮮中央通信が結果を報道

　【北京・西岡省二】北朝鮮国営の朝鮮中央通信は１３日、６カ国協議に関して「各国が朝鮮（北朝鮮）の核施設稼働臨時中止と関連して重油１００万トン分に当たる経済・エネルギー支援を提供することになった」と報じた。

　１３日採択された合意文書では「重油１００万トン」支援を提供するのは核施設の「無能力化」段階になってからと規定している。同通信が「臨時中止と関連して」と表現を弱めているのは国内向けに「外交の勝利」を強調したいとの思惑があるとみられる。

北朝鮮はいきなり「核施設稼働臨時中止」で「重油１００万トン分に当たる経済・エネルギー支援」と言っています。
また、３０日後ぐらいに揉めるのは必至です。

常識から判断をして、好意的に解釈をして上げるのは止めておくべきです。
北朝鮮は本気でそう思っていると思います。